まるで大人の自由研究。“森と水のプロ”が語る100年後の未来を見据えた水を育む活動とは?
シャインの皆さま、おつかれさまです!
サントリーのさまざまな企業活動をご体験いただきながら、皆さまとサントリー社員が「まるで社員」同士のような気持ちでサントリーや社会のこれからを一緒に考えていこうというプログラム「マル・デ・シャイン」。
今回は、8月1日(土)に行われたオンラインセミナー
「“天然水のプロ”が語る サントリーの水に関する『心意気』を探ってみなはれ」の内容をダイジェストでご紹介します。
前回までのオンラインセミナーとは違い、講師の2人による「森」と「水」にまつわるマニアックかつ熱~い「水トーーーク」を中心に進んでいった今回のセミナー。
ここでしか知ることができない舞台裏も紹介していきますので、最後までどうぞお楽しみください!
「8月1日」は何の日?
まずは、司会の“この方”からのご挨拶。
セミナーにご参加されたことがある皆さんにはそろそろおなじみになってきた(?)マル・デ・シャイン企画担当のウエダさんです。
天然水模様のオンライン壁紙を背景に、さわやかに登場したと思いきや、ご挨拶もそこそこに、突然クイズを出題し始めます。
「今日8月1日は何の日かご存じでしょうか?」
ぜんぜん関係ないですが、そういえば昔のテレビ番組で、「今日は何の日?フッフー♪」というコーナーがありましたね。
正解は「水の日」!
正解された方にはマル・デ・シャイン担当一同から拍手をお贈りします。
ぱちぱちぱちぱち。
8月は水の使用量が一年で最も増える月ということで、水資源の有限性や水の貴重さなどについて国民の関心を高め、理解を深めるために、8月最初の日である8月1日が「水の日」と定められたそう。
もちろんこのセミナーも、水の日に合わせ開催したんですよ!
そのほか、同じ日に水に関するこちらの記事もアップしていますのでまだ読んでいない方はぜひ併せてご覧ください。
水の日にまつわるお話や本日の流れのご説明の後は、セミナーお約束の(?)「レッツ、シャイン!」の掛け声とともに、いよいよ一人目の講師にバトンタッチです!
第一部:森のお話
水を育む森づくり サントリー天然水の森
「マル・デ・シャインの皆さま、こんにちは。サントリーのサステナビリティ推進部に所属していますサエグサと申します。よろしくお願いいたします。先ほどウエダさんから“水のプロ”と紹介されましたけれども、どちらかと言いますと“森のセミプロ”ぐらいではないかなと、自分では考えております」
こんなご挨拶とともに登場した一人目の講師のサエグサさん。
ご本人は“森のセミプロ”と言っていますが、天然水を育むための“森の活動”に15年も携わっている“森の達人”です。
以前はスーツを着てお仕事をしていたとのことですが、今ではすっかり“山男スタイル”が板についています(この日も、日焼けした肌にブルーのシャツがお似合いで、まさに心優しき山の男といった印象でした!)。
というわけでここからはサエグサさんが、スライドを駆使しつつ「なぜ天然水を育むために森づくりが重要なのか」という非常に興味深いお話をしてくれたのですが、全文を公開すると記事をスクロールしていただく時間がとっても長くなりそうなので(笑)、ここではその内容をギュギュっと凝縮し、サエグサさん目線でご紹介いたします!
はじめに
「水と生きる」という言葉に代表されるように、サントリーという会社は水に生かされています。創業してからの歴史を紐解いてみても、初めてウイスキー工場を作ったとき、ビール事業に進出したとき……その時々で私たちは「いい水」を求めて活動してきました。
サントリーは常に水とともに歩んできたのです。まさに、「サントリーのオリジン(起源)は水」と言ってもいいかもしれません。
そこでサントリーでは、この大切な水を守り、その大切さを伝えていくさまざまな活動を続けています。
国内での活動のうちのひとつが、今日ご紹介します「サントリー 天然水の森」です。
それからもうひとつが、未来を担う子どもたちへ水の大切さを伝える次世代環境教育「水育(みずいく)」です。
水育に関しては、今日は時間の都合でご紹介できないのですが、ご興味のある方は、ぜひウェブサイトでご確認いただければ幸いです。
水を育む森づくり
では、いよいよ本題の「水を育む森づくり」についてご紹介したいと思います。
水というのは、上のイラストにある通り、地球上をグルグル循環しています。この循環のサイクルの途中に、今日の話のメインテーマの「森」があります。我々は、森の状態を良くすれば水の循環がより良くなるのではないかと考えて、天然水を育むための“森の活動”を行っているのです。
森に雨が降ると、森の土(=土壌)が雨を受け止めてくれます。そして土は受け止めた雨水を一時的に蓄え、蓄えられた水はやがて地中深くに浸透していき地下水となります。この浸透していく過程で、水は土でろ過され浄化されていきます(また、しみ込む過程で地下の岩盤から水にミネラルが溶け込みます)。私たちの商品である「サントリー天然水」も、こうして浄化された地下水を汲みあげてボトリングしています。
雨水が地中に浸透し、ろ過され、汲みあげられ、「サントリー天然水」としてペットボトルに詰められるまで、およそ20年以上の歳月がかかっていると私たちは考えています。
「水源涵養」と「ふかふかの土」
続いて、「水源涵養(かんよう)」という言葉についてご説明します。
これは「水を蓄え、安定して供給する」という意味です。
私たちはこの水源涵養機能が高い森のことを「水を育む森」だと考えています。
そして「水を育む森」には「ふかふかの土」が欠かせません。
「ふかふかの土」とは、スポンジのような土を指します。
台所で使うような普通のスポンジを想像してみてください。
スポンジは近くで見てみると、小さな穴がたくさん開いていますよね。
こうした構造を持つスポンジは、水を垂らしていくと、どんどんしみ込んでいきます。そしてしばらくすると、ゆっくりと少しずつ、しみ込んだ水が下のほうから流れ出ていきます。
これこそが、「ふかふかの土」のイメージです。
土を「育む」
では、水がしみ込みにくい“硬い土”は、どうすれば「ふかふかの土」になるのでしょうか?
それには、有機物と小動物や微生物の力が必要です。
土に落ち葉や草の根、動物の糞や死骸などの有機物が供給されると、小動物や微生物がそれらを分解してくれます。また、植物の根は土を耕す役割を果たします。こうした働きによって、土の構造がダンゴ状になり、硬い土がふかふかの手触りに変わっていきます。
土がダンゴ状になると、下の図のように隙間ができます。この構造はまさに、スポンジと同じですよね。
土を育むというのは、地下水を育むのに最適な土であるダンゴ状の構造を持つ土、これを団粒(だんりゅう)構造というのですが、こうした構造を持つ土を育むことなのです。
そしてふかふかな土を育むためには、1種類の生き物の力だけでは足りません。さまざまな種類の生き物たちの力が必要です。
この図は、非常に豊かな生態系ピラミッドです。
土を育むのに欠かせないこのピラミッドもまた、豊かな土に支えられています。つまり、豊かな土と豊かな生態系は、お互いになくてはならないもの。
ですから私たちは、「水を育む森づくり」にあたって、森ばかりを見るのではなく、生態系を豊かにすることも念頭に入れて活動しています。
また、こうした取り組みと同時に、豊かな森、豊かな土、そして森や土を取り囲む自然環境を守るためのさまざまな活動も行っています。
「天然水の森」での具体的活動
最後に、「天然水の森」での具体的な活動をご紹介していきたいと思います。現在、サントリーは、全国21か所で天然水の森を運営しています(2020年6月現在)。
広さは約1万2,000ヘクタール。
これはだいたい山手線の内側の面積2つ分の大きさに相当します。
続いて私たちが具体的にどのような手順で活動しているのかをご説明します。キーワードは【R・P・D・C・A】です。
【Research(調査)】…森の特徴・状態・課題の調査
【Plan(計画)】…森に適した中長期的な活動計画立案
【Do(実行)】…各界の専門家による整備作業
【Check(評価)】…結果の検証
【Action(改善)】…改善点の抽出および再調査の検討
【P・D・C・A】は、ビジネスでは欠かせませんよね。
私たちはそれに「Research(調査)」というフェーズを加えています。
21か所の天然水の森。50~100年先の姿をイメージしながら、それぞれの森に合わせた「水を育む森づくり」を行っていることもあり、ここですべての活動をご紹介することはできませんが、せっかくなので、ひとつだけご紹介したいと思います。
森林整備の際に出た木材についてです。
私たちサントリーではこの材を「育林材」と呼び、建物の床材にしたり、施設で使うテーブルやイスを作ったりと社内外で有効活用する取り組みを行っています。
「水を育む森づくり」まとめ
何度も申し上げますが、良質な天然水(地下水)というのはサントリーの生命線です。
ですから、水を育む森を守ることに関して、サントリーは本気です。
山手線の内側2つ分の面積で育んでいる水の量は、私たちが国内の工場で使っている水の約2倍となっています。
また、水を育む森づくりには非常に長い時間がかかります。
天然水の森の協定や契約の年数は、だいたい30年以上です。
先ほども申しました通り、私たちは50年、100年先を見据えて森づくりを進めているのです。
以上を持ちまして、「水を育む森づくり サントリー天然水の森」についてのお話を終わります。
サントリーには「天然水の森」というウェブサイトもございますので、
もしご興味のある方は、そちらもご覧いただければと思います。
(まとめ)
穏やかな口調ながら、サエグサさんのお話からは、水を育む森づくりへの熱い思いがひしひしと伝わってきました。
個人的に印象だった言葉は、「今日(8月1日)は水の日ですが、私たちサントリー社員にとっては毎日が水の日といっていいかもしれません」です。
サントリーグループの一員として、「水と生きる」という約束の言葉や水の大切さは理解していたつもりだったのですが、今回改めてその重要性に気づかされました。
サエグサさん、一生ついていきます!!
第二部:水のお話
水のプロフェッショナル、登場
続いて、2人目の講師、水科学研究所のヤノさんにバトンが渡されます。
去年の7月に実施した、ビール工場見学のイベントにも講師として登場したのでシャインの皆さんの中にはご存じの方もいらっしゃるかもしれません。
関西在住のヤノさんは、ご自宅から(しかも子ども部屋の一角から!)の登場です。
(ちなみに背景として使っているのは、職場の写真だそうです。決してヤノさんのご自宅がラボ仕様というわけではありません。)
「皆さん、こんにちは。水科学研究所のヤノです」というご挨拶の後、なんとヤノさん、いきなりこんな“ボヤキ”を始めちゃいました!
「冒頭で申し上げておきたいのが、サエグサさんがめっちゃしゃべったということでして……。僕の持ち時間がどんどん短くなっていくのが、見ていてちょっと怖かったです(笑)」
そう、実はサエグサさん、話に熱が入るあまり、予定時間を少しオーバーしていたんです(セミナー終了後、ご本人も「しゃべりすぎちゃった……(苦笑)」と反省していました)。でもそれは、水を育む森づくりへの熱い熱~い思いがあるからこそ。
ヤノさんもそんなサエグサさんをちゃっかり話のネタにして、つかみはOKです!
その後も「服装は、いつも実験するときに着ているラボウエア、会社の白衣を着ています。でも胸から下は絶対にお見せできません。パジャマでして(笑)」「バランスボールに乗ってちょっとゆらゆらしながら、私史上最高にリラックスした状態で、今日は参加させていただきます」など、名言(?)を次々に連発し、シャインの皆さんを“ヤノワールド”に引きこんでいくヤノさん。
こんなにお茶目な人ですが、入社以来、ずーっと水科学研究所で水の研究をしている、まさに“水のプロ”。水への興味が高じて、今では複数の大学で共同研究員として活動したり、水にまつわるビッグデータを解析するために資格を取得したり、気象予報士の資格を取ったり、なぜか星座まで水瓶座と、かなりの水マニアというか……とってもすごい人なんですよ。
「先ほど、ラボウエアを着て自宅の廊下をうろうろ歩いていたら、子どもから『博士みたいだね!』って言われたんですけど、実際に博士です(笑)。水の研究で博士号を取りました。」(Byヤノさん)
「普段、水のことをそこまで深く考える機会はあまりないと思うんですけど、1年に1回くらい『水ってなかなか面白いな』とか『パジャマでも仕事はできるんだな』とか、何でもいいのでひとつでも皆さんの印象に残ればすごく嬉しいなと思います。」
こんな独特過ぎるコメントを経て、ついに本題に入ります。
そしてここからは、サエグサさんのときと同様に、ヤノさん目線でお話のダイジェストをお届けします!
森が育む天然水 見えない地下水を見る
【Source】水は森で育まれるというけれど、具体的にはどこから来るのか?
【Volume】それぞれの森では、どれくらいの量の水が育まれているのか?
【Age】水が森で育まれてから、どれくらいの時間をかけて工場の地下まで流れてくるのか?
私たちは普段、この3つの疑問に答えるべく調査・研究を行っています。
これは、奥大山の天然水の工場の上空から撮った写真です。
工場のほかは山しかないですね。社員ながら、よくこんなところに工場を作ったなと思います(笑)。冬は雪に覆われるので、通勤も物流も大変なんですけど、でもいちばん大事なのはやっぱり水なので、水を第一優先に工場の場所を決めています。
豊富で安定した水があるのか。
将来にわたってサントリーはそれを守っていけるのか。
こういう視点で工場を建てているのです。
最初の問いの【Source:水は森で育まれるというけれど、具体的にはどこから来るのか?】ということですが、僕たちはそれを確かめるため、実際に山に行きます。地上の水がどういうふうに流れているのか、調査をしに行くのです。サエグサさんたちと一緒に山に入ります。
その山のどこに水が流れているのか、どこに流れていないのか。
また水質がどうなっているのか。
そういうところをくまなくチェックします。
これは土をサンプリングしているところです。
この写真を見て改めて思ったのですが、下ばっかり見ているんですね、私。
土がどうなっているのか。水がどうなっているのか。川があるのか。前回と変わったところはないのかって……完全に下向きの人生です(笑)。
一方、サエグサさんは上ばかり見ています。サエグサさんは、なんでここにこの木が生えているのかとか、木を見ることによってどういう整備をすればいいのかを調べているので、同じところを歩いていても、見ている部分が全然違うんです。だから話がかみ合わないこともしばしばなんですけれども(笑)、実はこの仕事ではそれが大事かなとも思っていて……。
違う視点の人間が同じ森に入って忌憚のない議論ができるのが、やっぱりいいチームなのかなと、個人的には思っています。
続いては、
【Volume:それぞれの森では、どれくらいの量の水が育まれているのか?】【Age:水が森で育まれてから、どれくらいの時間をかけて工場の地下まで流れてくるのか?】ということについてご説明します。
実際に山で採取した水のサンプルやデータを研究所で分析します。
そして、そのデータを使って今度はコンピューターで、地上からは見えない地下水がどういうふうにどこを流れているのかをシミュレーションしていきます。
水がどのくらい深くまで潜っているのか。
どれくらいの時間をかけて、地上に湧いて出てくるのか。
こうした計算を行います。
ちなみに、例えばサントリー天然水の2リットルペットボトルのラベルには、「およそ20年以上の歳月をかけて」という文言が記されていますが、実はこれは私たちの研究の成果をもとに記載された文言なんです。こうした細かい部分から、私たちの活動を知っていただくのも面白いのではないかなと思います。
(まとめ)
淡々とした口調に時折ユーモアを交えながら、水科学研究所の仕事についてわかりやすく語ってくれたヤノさん。まさか2リットルの天然水のペットボトルに、ヤノさんたちの研究成果が書かれていたとは! ほかにどんなことが書いてあるのか、気になる方は実物をご覧になってみてくださいね!!
第三部:レッツ、利き水!
天然水3種飲み比べ
ウエダさんが、「(ほんものの)社員が研修で学ぶよりもディープなお話で、私自身も大変勉強になりました」と語るほどの濃くてためになるお話の次は、「サントリー天然水3種」の飲み比べ。(俗に「利き水」といいます。)
シャインの皆さんとヤノさんが画面越しに見守る中、ウエダさんとサエグサさんがテイスティングに挑戦しました(ご覧ください、テイスティング中の2人の真剣な面持ちを!)
サントリーでは、「南アルプス」「奥大山」「阿蘇」という3種類の天然水を発売していて、実は地域によってお店に並ぶ水の種類が異なります。
そしてこれが3つの水源の特徴を簡単にまとめたものです。
同じ日本の水でも、こんなに違うんですね。
そしてこの3種類、中身だけでなく、よ~く見るとラベルに描かれた鳥と花も種類が違うんですよ!
(それぞれの青い鳥と黄色いお花)
南アルプス:ルリビタキ、フクジュソウ
奥大山:オオルリ、ダイセンキスミレ
阿蘇:オオルリ、ユウスゲ
それぞれの森の環境に合わせた動植物が描かれているので、機会があったらぜひ実物を見比べてみてください。
……と、天然水の豆知識はこの辺にして、「ヤノさん直伝“水科学研究所流”利き水のコツ」をご紹介。
1、水は常温に戻す
2、カップに移して飲む
3、利き水前に濃い味のものを摂取しない
どんなお水でも利き水はできるのでぜひトライして、それぞれの味の違いを感じてみてください。
お水によって、まろやか、さっぱり、しっかりなど味も様々・感じ方も人によって様々。
あなたが普段飲んでいるお水は、改めて飲んでみると果たしてどんなお味に感じられるでしょうか?
3人揃って「レッツ、シャイン!」
この後セミナーは、思い思いの飲み物を手に、参加者全員でおつかれさまの「スコール!」(サントリー流乾杯)コーナー、質疑応答コーナーを経て、ウエダさん、サエグサさん、ヤノさんによる「レッツ、シャイン!」の掛け声を合図に、大盛況のうちに幕を閉じました。
講師のサエグサさん、ヤノさん、司会のウエダさん、そしてご参加くださった皆さん、おつかれさまでした!
おまけ
最後までお読みくださった皆さんに、マル・デ・シャインからのプレゼントです。
特別に、ここでしか見ることができない今回のセミナーのオフショットをご紹介します!
講師のサエグサさんと、司会のウエダさんは、実は同じスタジオからこんな感じで配信していました。緑の背景に、天然水の壁紙を合成していたんですね。そして端と端に座ってソーシャルディスタンスもバッチリです!
本番前の、サエグサさんをパシャリ! 優しい笑顔に癒されます。
そしてパソコンにはさりげなくかわいい鳥のシールが。
こんなところからもサエグサさんの森への愛を感じました。
こっちはノリノリで「レッツ、シャイン!」。
ということで、セミナーは3人で締めていましたが、ここでは本家本元ウエダさんからいただいた「レッツ、シャイン!」で締めくくりたいと思います。
皆さん、またお会いしましょう!レッツ、シャイン!