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「野鳥は環境のバロメーター」~鳥の存在から考える自然環境との関わり方

シャインのみなさま、お疲れ様です!
サントリー マル・デ・シャイン企画担当の「ウエダ」です。

日常的に運転しなくなりはや3年、先日妻に代わり久しぶりに運転したところ露骨に駐車が下手になっており、落ち込みました。

本日のテーマとは全く関係のない僕の近況報告から入らせていただきましたが、マル・デ・シャインは、サントリーの様々な活動を「まるで社員」のような気持ちで一緒に学び、これからのサントリーを考えてくれる仲間を集めるプログラム。

今回は、サントリーが長年携わっている「愛鳥活動」について担当の「タカイ」よりご紹介させていただきます!

サントリーの想い

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こんにちは。「サントリーの愛鳥活動」担当の「タカイ」です。愛鳥活動についてや想いを、わたくし、「タカイ」からお伝えします。

サントリーは、自然の恵みに生かされている会社です。天然水や清涼飲料はもちろん、ビールもウイスキーもワインも、すべて自然の恵みなしには、つくることができません。
そういう会社が、「生命線である自然環境を守るのは当たり前だ」――そんな当たり前の想いと、自然への感謝の気持ちを込めて、私たちは、水を守り、森を守り、鳥や動物たちを守る活動を続けています。

「愛鳥活動」においては、全国の愛鳥活動家の皆さんのお力なしには、何もできません。自然を愛する「人の輪」を出来るだけ大きく広げていくこと。それが活動のミッションだと思っています。

サントリーがなぜ愛鳥活動を?

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よく「愛鳥活動をしている」というと、創業者の苗字(鳥井)から?とか、サントリーの”トリー“から?など言われますが、実は違うんです。

私たちは自然環境を保全する活動を通じて、野鳥が「環境のバロメーター」であることに気づき、野鳥がすめる環境を守る活動を始めました。

サントリーが愛鳥活動を開始した1973年頃の日本は、高度成長期真っ只中でした。その発展の裏で、大気汚染のみならず、水質汚濁、自然破壊などの公害問題が日本各地で顕在化していました。

野鳥は、自然にとても敏感な生きものです。人間には分からない環境の変化でも、羽のある野鳥はすぐに姿を消してしまいます。そんな「環境のバロメーター」とも言える野鳥をシンボルにし、環境活動を始めたのが、「愛鳥活動」の始まりなんです。

高度成長と引き換えに失われていく豊かな自然を想い、1973年5月から1985年5月までの13年間、愛鳥新聞広告(商品名を出さない環境広告)を掲載し啓発活動を行い、1989年には公益信託「サントリー世界愛鳥基金」を設立し、助成金を通した保護活動団体への応援を続けています。

※これまでのサントリーの愛鳥活動の歩みはこちらもご覧ください。

わたしと愛鳥活動との出会い

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愛鳥活動の担当になったころの私は、「鳥」と言われてもハトとカラスくらいしか思いつかないほどのド素人で、愛鳥活動と言っても何をどうしていいかわからない悩みの日々を送っていました。

そんな私を変えてくれたのが、外部倉庫から入った一本の電話でした。
「保管期限がすぎた愛鳥関係の段ボールが大量にあるが、廃棄していいか」というのです。

念のため取り寄せてみたところ、びっくり!1973年から13年に渡って掲載された新聞広告シリーズや、鳥のイラストを写したネガやポジフィルムが次々に現れたのです。

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この時発見された動物画家の薮内正幸さんの鳥のイラストを使って企画したのが、この、日本にすむ鳥をイラスト付きで説明する「日本の鳥百科」です。

鳥百科と言いながら、当初は数十羽の鳥の解説からスタートしたのですが、今では二百種以上になり、鳥の鳴き声を聞けるようにするなど、日々バージョンアップに励んでいます。

わたしの愛鳥活動への想い

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日々活動を進めていくうちに、不思議なことが起こり始めました。
家にいても、通勤中でも、鳥の声がたくさん聞こえ始めたのです。
「都会で野鳥が増えたのかしら?」「野鳥がさえずる季節なのかな?」なんて思っていたのですが、先輩から「そうじゃなくて、タカイさんの耳が開いたんだよ」と言われてハッとしました。

今までも、私の身近なところに野鳥はいたのです。
耳と目が開くと、私の風景が一変しました。
この驚きと感動を、「サントリーの愛鳥活動」を通して、一人でも多くの方に伝えられればと思っています。

また今、私は「サントリー 天然水の森」の野鳥調査も担当しています。
野鳥たちの美しい声が響く自然豊かな「天然水の森」で、私たちサントリー商品の、一番大切な原料である「天然水」は育まれます。

未来のサントリーのために、そしてもっと大きく、この星の水と生命(いのち)の未来のために、この活動をさらに進化させていきたいと思っています。

本日の活動報告はここまで

みなさまもどうぞ、日々の生活の中で耳を澄ましてみてください。
きっと今まで気づかなかった鳥たちの声に気づくと思います。

そしてその鳥たちの声から改めて、自然とのふれあい・関わりを感じていただけるきっかけになれば幸いです。

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おまけ

先日サントリーでは、この時勢下の活動の一環として、サントリーグループが持つ様々な画像を集めた、オンライン会議用の壁紙まとめサイトを作りました。

愛鳥活動からは、「オオルリ」と「カワセミ」の画像を提供しております。ぜひこちらもご覧ください。


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